Sportiva (スポルティーバ) 2007年 04月号 [雑誌]
酒の席で野茂という野球選手を語り始めると、大抵の人は話が長くなる。だからこちらからあんまり野茂の話はしないようにしている。しかしそれでも、僕は酒の席で野茂の話を振られることが多い。僕が野茂という野球選手を好きだということを知らない人でも野茂の話題になる。野球を知らない人でも野茂に魅力を感じる人が多いのも特長だ。
今月のスポルティーバの表紙が僕が敬愛するその野茂英雄だ。しかも初めてメジャーに行った時の写真。背番号16。買わないわけにはいかない。
本屋で表紙の写真を見て、そして「after NOMO 野茂がつくった道」というサブタイトルを見て、買う前から既に涙がこぼれそうになっていた。
本屋を出て、ひとり週末の大戸屋へ行き、豚肉の生姜焼き定食を待っている間に読んでいて、もう堪えきれなくなって泣いた。記事の内容についてあれこれ語ろうというブログではないので、それについてのコメントはしないけど、フロリダでトレーニングをしていて、メジャー復帰を決して諦めていないことを知り、不覚にも感動して泣いてしまった。
おそらく、他人から見れば週末の大戸屋で、もうすぐ40才のおっさんが泣いているのを見れば、孤独感のあまり泣いているのか、ちょっとおかしい人か、そんな風に思われていただろうな。生姜焼き定食がもっと早く来ていれば泣かなくて済んだのにー。大戸屋の生姜焼き定食はほんとに時間がかかる。
しかし野茂は僕と年齢がたったひとつしか違わないのに(野茂の方が年下)こうして異国でチャレンジを続けている。そのことが今までの僕の仕事やプライベートに相当に力を与えてくれたのはまぎれもない事実だ。だから純粋に感動した。
野茂が今回のインタビューでも、普通なら諦めてしまいそうな状況なのに、まだまだマウンドに立とうという意気込みを語っている。いつものことながら悲愴感が全くない。もしかしたらまた本当にノーヒットノーランとかをやっちゃうかも、くらいな感じだ。
というわけで野茂の話、尽きません。次回に続く。